ながちゃんのじてんしゃ部屋 vol.2

  • 2018/7/17

ハイレベルな展開になった富士ヒル選抜クラス

今年も各地のヒルクライムレースに参戦しているが、昨年に比べて競技レベルが上がっている。昨年の優勝タイムを出しても入賞すらできない。例えばハルヒルだと例年40分切りが総合入賞ラインだが今年はエキスパートクラスで40分切りをした選手が26名と大幅に増えた。富士ヒルも上級者の指標であるゴールドのフィニッシャーリングをゲットした選手が例年の2倍近くになった。

平日は基本的にZwiftでトレーニング

以上の大幅なレベルの向上の要因の一つがパワーメーターの普及で効率的なトレーニングと管理ができるようになったからだと言われている。私も平日はパワーメーター付きのスマートローラーでZwiftをメインにトレーニングをしているがパワートレーニングをすることによってその日の調子やトレーニングの指標の把握が容易にできるようになり、今期は昨年に比べ全体的に2分~3分のタイム更新を達成している。

いつでもパワーが把握できるように

前述でもある通り、かなりパワートレーニングの恩恵を受けているがパワー等の指標がわかるのはインドアトレーニング時のみだった。外に走りに行った時でも疲労度合いや調子、強度の指標を判断し、更なるトレーニングの効率化を果たすためにパワーメーターを導入した。私のフレームはリアブレーキがダイレクトマウントなのでフレームとの相性を考え、ペダル式のガーミンのベクター3を導入した。これによってワット、パワーバランス、ペダリング効率、ペダルのどの位置を踏んでいるか、などの様々な情報が走行中にわかるようになった。

ガーミン ベクター3

私の場合、左右のパワーバランスが45:55でかなり左右差があることが判明。常に右が左に比べて30w高く表示される。確かに富士ヒルの時もゴール後、足に痛みを伴うくらい右足が疲弊していた。そのことを考えると、このアンバランスな結果もうなずける。ペダルの踏み位置だがやはり左足の数値がぶれてしまっていた。特に外側に大きくぶれていて強度の高いヒルクライムをすると左足の外側が痛みがあった。パワーメーターを導入する前はわからなかった問題が次々に発覚した。

早速、整え屋 古谷さんのもとへ

「クイック整体 整え屋」古谷幸樹さん

こういうポジションに困った時は整え屋の古谷さんに自転車を診てもらっている。元競輪選手で今まで1万台を超える自転車のポジションを診てきたらしく、それによってその人に合った自転車のポジションが感覚的にわかってしまうという特殊スキルをもっている方だ。矢板市の自転車イベントにも多く携わってくださっていて矢板市の自転車イノベーションには欠かせない人の一人だ。栃木のJプロチーム「那須ブラーゼン」の選手のポジションも診ていて、選手からもかなり高評価を得ている。月一で開催しているバイクフィッティングイベント「チャリ整え会」は今年で3年目となり多くのサイクリストが参加している。

月1回の自転車フィッティングイベント チャリ整え会

そんなこんなで、まず、最初にクリートの位置を見てもらった。私の場合、左右で内股と外股でペダリングをしているらしい。そのペダリングに合わせてクリートをミリ単位で調整してもらった。次にポジション。ペダルがスピードプレイからLOOKタイプのペダルに換わったので、サドル髙を少し上げたのだがそれがよかったのか、あと古谷さんが気になる点を調整してもらった。ハンドルがしゃくれ気味になってたのと踏みしろが私に合ってなかったらしい。それを微調整してポジショニング完了。整えられたバイクを早速、乗ってみると驚きの数値が表示された。今まで全然均等に表示されることがなかったパワーバランスが常にとはいかないが均等に表示されるようになったのだ。思わず「すげぇー」と声がでてしまった。数値が乱れていた左ペダルの踏み位置も安定するようになった。微調整でここまで変わってしまうなんて凄いという以外に言葉が見当たらない。

新ポジションでいざデータ取りへ

早速、ポジショニングしてもらったバイクでトレーニングに出かけた。乗り始めて一番変わったと思ったのは左ペダリングがとてもやりやすくなったということだ。45:55というアンバランスが数値が出た時、無理して左を意識して強く踏んで左右差が出ないように試みたがこれがかなり違和感があるペダリングになっていた。たとえ、数値がそろったとしても長くは続けられない感じだった。ところがポジショニングを受けてからは左のペダリングがかなりスムーズにできるようになった。無理しなくても左右差がそんなにでない。パワーバランスを見ながら走っていても左右均一になることが多くなったと思う。

以上のように、古谷さんにバイクのポジションを見てもらって大分いい感じのフィーリングになった。その後、なんどか八方ヶ原や筑波山に練習に行ったが調整なしでレース強度で走ってもそんなに疲労がない。どんどん乗り込めばさらに体に馴染んでいいパフォーマンスができるだろう。レースで上位を目指している方にこそぜひ、ポジショニングを受けてもらいたい。

 

長島 教之

長島 教之矢板市地域おこし協力隊

投稿者プロフィール

千葉県出身。2016年に千葉から栃木に移住し、矢板市の自転車PRの地域おこし協力隊として着任。矢板市への自転車交流人口の増加と知名度アップの為に県内県外へ積極的にPR活動を行っている。活動をしながらレースへの参戦もしている。ヒルクライムメインで参戦しているのでクライマーと思いがちだがエンデューロで優勝するなど平坦も実はいける。常に総合の上位に入る実力の持ち主。総合表彰台に上がることも。アイスが大好きで年間500個は食べる。常にお腹を壊しがち。普段は温厚だがレースになると口が悪くなるのが玉に瑕。

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